ジョージ・ストレイト/TWANG (2009)
正統派カントリー・シンガー、ジョージ・ストレイト(George Strait)の2009年のCDを聴いてみました。
CDのジャケットでは、いつもと違って、ちょっと若者ぶったのか不良ぶったのか、派手めのシャツをすそだしで着て、ちっちゃいギターみたいなのを弾くふりしながらフザけた顔をしていて笑えます。
いつもは、清潔ハンサム全開な感じなんです。このCDジャケットの裏のような雰囲気ですね。
まず、1曲目のTWANGと11曲目のHot Grease And Zydecoがノリが良くて楽しいです。
twangの歌詞は、平日働きまくった労働者が、週末バーで冷たいビール飲みながらジュークボックスでいい感じの古いカントリーを聞くというような感じ。いかにもアメリカのカントリー(田舎)っぽい雰囲気です。
Hot Grease And Zydecoの"Zydeco"はアメリカのルイジアナ州のダンス音楽のことで、この曲はその雰囲気満点のリズミカルでのほほんとしたダンスチューンで楽しいです。
このCDの注目ポイントは、George Straitの息子Bubba Straitが一人で手がけた曲(Arkansas Dave)が入っていることでしょう。このアルバムがソングライター・デビューみたいで、他に何曲か共作もしています。Arkansas Daveは、ジョニー・キャッシュあたりの雰囲気を感じさせるレイドバック・カントリーになっていて結構良い曲です。
4曲目のEasy As You GOとか、いかにもGeorge Straitな感じのクォリティ高い曲もあるし、スペイン語で歌っているラストのEl Reyもメキシコ国境付近をイメージさせるいい感じの出来です。いつになくバラエティに富んだ内容と言えるでしょう。
相変わらずマイルドでキレのある良い声で歌っています。
アマゾンで購入。
No comments:
Post a Comment